羽田から55分の南国、八丈島。

夏休みに八丈島でダイビングをしてきました。
1年ぶり、3回目の八丈島です。
まだ3回目だけど、3回目なりに八丈島の魅力をお伝えします。

八丈島のダイビングポイント、ナズマドから見える隣の八丈小島

八丈島ってどんなとこ?

 八丈島は東京から287kmほど南の海にあります。羽田から55分。飛行時間だけだと35分で着いちゃう。
もちろん東京都。車は品川ナンバー。テレビも都内と同じチャンネル・番組が放送されています。
そんな近いとこなのに、真っ青な海が広がり、ハイビスカスが咲く南国です。
面積は山手線の内側とほぼ同じくらい。二つの火山からなるひょうたん型の島で、人口約7800人。そうそう、昔懐かしい「ひょっこりひょうたん島」のモデルだそうです。
海に山に、自然豊かで、絶景スポットがいっぱい!
ダイビングはもちろんのこと、海水浴や釣り、温泉やハイキングなど、年間を通して楽しむことができます。
縄文時代の土器なども出土しており、かなり古くから人が住んでいたみたい。考古学好きの方にもおもしろいかも。
罪人の流刑地だった歴史があり、主に政治犯・思想犯が流されてきたためか、方言には公家言葉っぽいものも残っています。

海を渡る方法は二つ

飛行機は通常、一日3往復、羽田からANA便が飛んでいます。

飛行機で行く場合、その日の最初の便が、羽田発7:30。これに乗ると、八丈島には8:25着。初日からダイビングができます。

飛行機のほか、竹芝埠頭から大型客船、橘丸で行くこともできます。
こちらは一日に1往復。夜10時半に竹芝をでて、三宅島・御蔵島を経由、朝9時ごろ八丈島に着きます。そして、折り返して竹芝に戻り、夜10時前に着く、というスケジュール。
これでも十分、着いた日に二本、ダイビングできます。
最初に八丈島にいった時は、飛行機が満席だったので、この橘丸の先代に当たるさるびあ丸に乗りました。
時間はかかるけど、海から見る東京の夜景という付録が付いてます。羽田沖から見る飛行機や、埠頭のキリン群もすごくきれいでした。

このように、島に渡る手段が限られているので、真夏のトップシーズンでも、街が混雑することはありません。
島民の方は混んでるな〜と感じていらっしゃると思いますが、普段東京で生活している目線からすると、どこもがら空きです。渋滞もないし、駐車場に困ることもありません。トイレの行列も見ないなぁ。
でも、夏のハイシーズンにはレストランや宿泊施設、レンタカーなどは予約でいっぱいになってしまうので、早めに手配しましょう。

島内での交通手段

島内ではあまり公共交通機関が発達していません。車社会ですね。
バスもありますが、本数は少なめ。
歩いて回れるほど見所が集中しているわけでもないので、免許をお持ちの方はレンタカーを手配されることをお勧めします。
ダイビングをするなら、大抵はショップの方が送迎してくれると思いますが、アフターダイビングを楽しみたい場合など、レンタカーがあったら自由度がぐっと増します。
もちろん、タクシーでの移動も全然ありです。
レンタルの自転車もあるのでゆっくり島内を回るのも楽しそう。でも坂道が多いので頑張って。w
すごーい坂道の先には大坂トンネル。トンネルの少し手前の展望台は絶景です。

 島の宿泊事情

観光が主要産業の島でもあり、ホテルや民宿、ペンションなど、規模は小さいところが多いですが、たくさんあります。
私はダイビングショップ併設の宿を使っています。
ダイバー以外の利用も可能なところが多いのですが、やはりチェックイン・アウトの時間がダイビングスケジュールに合わせてあるので、ご注意を。
ダイバーでも、宿泊はホテルにして、そこからダイビングショップに通う方も多いです。
ハイシーズンはやはり早めの予約が吉。
キャンプ場もありますが、そちらも予約が必要なようです。

ダイビングは最終日前日までに

八丈島に行ったら、一度はダイビングをやってみてほしいです。
海がきれいなのはもちろんですが、その青の美しいこと。「八丈ブルー」と言われ、その濃さが特徴です。

黒潮の影響を受けるため生物も非常に多く、ウミガメにはほぼ毎回遭遇するし、八丈島と小笠原諸島にしかいない、ユウゼンというお魚もとてもきれいです。
友禅染みたい(?)なので、ユウゼン。

ダイビング自体は、Cカード(いわゆるライセンス)を持っていない方でも、体験ダイビングという形で挑戦することができます。機材もレンタル可。
島内にはたくさんのダイビングショップがあって、大体どこも体験プログラムを用意しています。

体験ダイビングをする場合、一点ご注意。
Cカードを取得する際の講習で必ず勉強するのですが、ダイビングしたその日は飛行機に乗ってはいけません。減圧症のリスクがあるためです(万が一、最終日でも大丈夫ですよーなんていうショップがあったら気をつけて!)。
つまり、飛行機の場合は減圧症防止のため、船の場合も出航時間が朝9:40のため、いずれの場合も最終日にはダイビングできません。
最終日以外で、スケジュールを組んでくださいね。

絶対外せない島グルメ

八丈島の名物、島寿司は是非一度ご賞味あれ!
地魚を漬にして、わさびではなく、辛子を添えたお寿司です。
お寿司屋さんや割烹など、食べられるところはたくさんあり、スーパーのお惣菜コーナーにも並んでいます。

空港のお店でも売っているので、帰りには保冷剤を入れてもらって、お持ち帰り。

お寿司だけじゃなく、お魚自体すごく美味しいので、お刺身なども是非是非。
あと、有名な「くさや」も、勇気を出して食べてみましょう。笑
くさやは島によってそれぞれ特色があり、八丈島のものはにおいもマイルドな方だそうです。初心者にも比較的挑戦しやすいかも。
食べた感想、やっぱり美味しいです!
伊豆諸島の名物の明日葉も、いろんなお店でいろんなお料理でいただくことができます。
明日葉のソフトクリーム

必ず買って帰るのがパッションフルーツ(フルーツも持って帰れるのが国内旅行のいいところですね〜)。
じっくり追熟を待って、後日、南の海に思いを馳せながらいただきます。笑 

観光スポットもいろいろ

八丈島は火山の島なので、いくつか温泉があります。
中心部からちょっと離れるけど、海を見ながら入る温泉もあり、天気のいい日、それはそれは最高でした。

空港のすぐ裏手にあるひろ〜い八丈島植物公園もおもしろいです。
アラフォー以上の人、男性だったら知ってるかな?「八丈島のキョン!」っていうやつ。^^;
植物園にキョンという可愛い動物がいます(千葉県の方では野生化して大変なことになっているそうですが、八丈ではきちんとした管理の下で飼育されています)。
ちっちゃいシカみたいなキョン。まともに撮れたのがなくてすみません・・・。

それから、市街地から車で15分程度山を登ると牧場もあります。こちらは牛をみたり触ったりできて、ご家族連れにも人気。
まだ行ったことないのですが、ちょっと興味ある八丈島歴史民俗資料館も近いはず。

観光協会のサイトには年間を通して楽しめるスポットがいろいろ掲載されています。

八丈島観光協会 | ようこそ八丈島へ!八丈島観光協会では皆様のお越しをお待ちしています

最初に行った時、夜の森ウォークというのが開催されていて、光るキノコを見に行きました。森歩きだけでなく、八丈太鼓を練習しているところに連れてっていただいたりしたんだけど、今はやってないみたい。残念。

ずいぶん長くなってしまったので、今回の旅の模様はまた後日ご報告します〜。^^;

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