過去の旅行の話も書こう書こうと思いつつ、旅行記となるとかなり大作になってしまいそうで、なかなか腰が引ける今日この頃。
そこで、1回の旅行全体ではなく、行ってみて良かった場所をピックアップして書いてみようと思います。
ちょうどこのくらいの時期に行った、ドイツ、バンベルクの話です。
「ハンブルク?知ってる知ってる〜」とか言われたりしちゃうんだけど、有名なハンブルクHamburgではなく、バイエルン州の小さな街、バンベルクBamberg。
旧市街地が世界遺産になっていて、中世の風景がそのまま残る、とてもきれいな街です。
日本ではあまり知名度が高くないし、わたしもドイツ人の知り合いから勧められるまで知りませんでした。
この時は、フランクフルトからケルン、ハイデルベルクと見て、そのあと南のフュッセンへ行き、ミュンヘンから帰国・・・という予定でした。
フランクフルトあたりからフュッセンに行くには、ヴュルツブルクからロマンチック街道をバスで下って、途中ローテンブルクに寄ったりするのが王道。
ですが、
「ローテンブルクよりバンベルクをオススメするよ」
と言われ、実際この旅で一番良かったな〜と思うのがこのバンベルクでした。
バンベルクは、フランクフルトから見ると東の方に位置し、ニュルンベルクのちょっと北にあります。
ちなみに勘違いされたハンブルクはずっと北。
この時は、ICE(Intercity-Express)でハイデルベルクからフランクフルトを経由しヴュルツブルクまで行ったのち、ローカル線に乗り換えてバンベルクまで行きました。
ヴュルツブルクで乗り換え時間にちょっと余裕があったので、駅の売店でカリーブルストをば。ブルストWurstはソーセージのこと。どこの駅でも大体このパンとセットで売っています。
駅からちょっとだけ出てみました。
ブドウ畑がたくさん。
ヴュルツブルクはワインの名産地、フランケン地方の中心地でもあります。
フランケンワイン有名ですね。
日本の畑は、傾斜に対して横に畝を作ってるイメージがあるのですが、ドイツはこの縦畝の畑ばっかり見ました。
雨の多い日本で縦畝だとやっぱり土壌が流れやすいから???
ぶどうの木をぶどう棚にするのは、湿気の多い日本ならではと聞いたことがあるけど、棚にしないぶどう畑は縦畝にして水はけを良くする?
農業のこと全然知らないので推測してみてるだけです。
ヴュルツブルクからローカル線に1時間くらい乗ると、バンベルクに到着。
この駅から旧市街地の入り口までは歩いて15分くらい。
いざ、旧市街に向かいます。
こちらグリューネンマルクト。「緑のマーケット」そのものですね。
真ん中の大きな建物は、聖マルティン教会です。
その先、レグニッツ川のほとりは可愛いお家が立ち並んでいて、絵本みたい。
小ベニスと言われたりもするようです。
この川を渡るオーベレ橋の上にあるこちら、バンベルクの旧市庁舎です。
なんと土台からはみ出してる。
わかるかな?手前の木組みの部分、舟形の土台に四角い建物を乗せてます。
もちろん、ここを手で支えるポーズで写真撮りました。笑
このオーベレ橋は観光客で賑わっているのですが、その1本上流に、人一人通れるだけの幅のとっても小さな橋がありました。
それを渡ったこの地点、なかなかのフォトスポットでしょ。
小さい橋はこんな森の中でした。中世っぽい。
ではオーベレ橋に参りましょう。
反対側からはレリーフに迫ってみます。
脇の建物の壁は描いてあるのですが、正面の建物だけはレリーフ本物でした。
さらに、かわいいお店が連なるカロリーネン通りを進んで、丘の上、大聖堂があります。
その右手方向には新レジデンス。
なぜかこの辺りはこんな写真しかなくてすみません。><
もっと撮ったはずなんだけどなぁ。
レジデンスでは英語のガイドツアーもあるようでしたが、最後の回が終わった直後に到着してしまいました。残念。
でも中のバラ園には入ることができました。
バラ園の奥には聖ミヒャエル修道院が見えます。
きれいでしたが、バラの時期は終わってしまってるんですね・・・。
そのあともなんとなく街をぐるっと歩いてみました。
川べりで遊ぶ子供たち。
地元の人々の普段の生活シーンに出会うの、すごく好き。^^
夕ご飯は、ホテルの方に教えていただいたBrauerei Spezialというお店に行ってみました。
バンベルクといえば、Rauchbier。
燻製ビールです。
でも私お酒飲めないので、下の写真はノンアルコール。^^;
ドイツは大体どこでもノンアルビール置いてあります。
あとTee(お茶)の種類がすごく豊富。ハーブティーも含んで、どのお店も色々取り揃えていますね。
ドイツ料理というと、まず浮かぶのがソーセージ、それからアイスヴァインなど肉料理が多いかと思いますが、お魚料理もぜひご賞味あれ!
そもそも、先ほどのレグニッツ川のほとりに並んでいたかわいい家々は、もともと漁師さんのお家だったらしいです。
このレストランにもZanderfilet(ツァンダーフェレ)があったので、オーダーしてみました。Zanderとはスズキらしいです。
おいしいですよ〜。
お肉もやっぱりおいしかったです。
ミートローフ。
ところで、ドイツって、すっごくたくさんのカードゲーム(ボードゲーム)があるカードゲーム大国ってご存知でしょうか?
このレストラン、地元の人たちでかなり混み合っていたのですが、いくつものおじさんグループがカードゲームを楽しんでいました。
ちょっと覗き込むと、かわいい絵柄の描いてあるカード。どういうゲームなのかはさっぱりわかりませんでしたが、おじさんたちの表情は真剣。
私たちはサクッと食事を終えて退店したのですが、特に交流したわけでもない人たちがあっちこっちのテーブルから「Tschüss!」(バイバイ!)をかけてくれました。^^
ご飯の後行ってみた旧市庁舎はこんな感じ。
一応ライトアップされてますが、人通りはまばら。
そんなに大きな街ではないので、ぐるっと観光するには1日あれば十分です。
でもこの街はお店の人も含めみんな優しくて(日本的な感覚からすると、接客態度が残念なお店が多いので・・・)、もうちょっとゆっくり滞在、いや、しばらく根を下ろしてもいいかも、なんて思ってしまいました。
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