東京都庭園美術館 ブラジル先住民の椅子…とは?

目黒にある東京都庭園美術館で行われている、なんだか不思議な特別展に行ってきました。

www.teien-art-museum.ne.jp

 東京都庭園美術館へ

JR目黒駅の東口から目黒通りを歩くこと7分程度。左側に緑がいっぱい現れます。

入り口左の建物でチケットを購入。
奥へ進むと緑の中にたたずむ建物、旧朝香宮邸が美術館本館です。

入り口には立派な狛犬。

昭和8年に建てられた旧朝香宮邸は現在国の重要文化財に指定されています。
アール・デコ様式の素晴らしい建物で、度々、展示よりそちらに目がいってしまうほど。^^;

なるべく人が少ないチャンスをうかがって撮りましたが、実際にはなかなか盛況のようで、たくさんの人が見にきていました。

「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」

さて、展示の方は

かわいい!(≧∇≦)
猫かと思って近づいて行ったらカエルでした。(笑)

みんな何かしら動物を模して作られています。
大きさはベンチのようなものから、日本のお風呂で使うよな小さいサイズのものまで、様々。

これはお猿ですね。

ところで、「なんで椅子?」と思ってしまうのですが・・・。
「南米大陸、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の人びと。彼らの作る一木造りの椅子は、動物のフォルムや機能的なフォルムに独特な幾何学模様が施されており、ユニークな造形作品として捉えることができます。元々、先住民にとっての椅子は、日常生活の中で使用したり、シャーマンによる儀式や結婚式等の特別な機会に用いるなど、彼らの生活や伝統、独自の神話と色濃く結びついており、コミュニティ内の文化的・社会的なシンボルでもありました。それが今日、コミュニティの外との繋がりから刺激を受けて、自らのアイデンティティを自然を捉える眼に求め、用途や伝統に縛られないより多様かつ自由な表現が生まれてきています。」(展覧会概要より)

なるほど!

 ブラジル北部の原住民というと、アマゾンの森の中の人々だと思うのですが、エイを模した椅子がいくつもあったのが不思議でした。
エイって川にもいるのかな?

かわいい・・・。

どれもこれも、ユーモラスだったりかわいいかったり。
笑ってる?^m^

シュビッ!!とする猿。

どのようにこの椅子が作られているか、映像も上映されていました。
みんなで森に入り、木を切り倒し、現場で運べる程度の大きさにしたのち、村できれいに削ったり色をつけたりするのだそうです。
映像にはここに展示されている椅子を作ったアーティストご本人も、たくさん登場されています。
椅子を作る技術や模様は、それぞれの一族に伝わるものなんですね。

目の部分には貝がはめ込まれています。

ジャガー三兄弟。

このお猿もかわいいなぁ〜。ちっちゃくて座るのかわいそう。

前にAirbnbで泊まった外国のお宅が、アフリカンアートをいくつも置いていてとても素敵だったのを思い出し、こういうのがおうちにあってもいいな〜と思っちゃいました。

こちらのブラジル先住民の椅子展、開期は2018年9月17日まで。
通常の開館時間は10:00〜18:00(入館は17:30まで)ですが、8月31日まではサマーナイトミュージアムと題し、毎週金曜日、20:00(入館は19:30まで)まで延長しているそうです。

カフェと庭園

美術館を出るとその横から庭園に入ることができます。

芝生がとてもきれいで、たくさんの人がくつろいでいました。気持ち良さそう。^^

 広い庭園の先、最初にチケットを買った建物の方に戻る形になりますが、庭園を見ながらお食事をいただけるレストランがあります。

こちらでお茶をいただいて帰ることにしました。

 建物の外のテラス席もとても気持ち良さそうですが、ガラス張りの店内からもまるでテラス席みたいに庭園を眺めることができます。

ピスタチオのムース、美味しかった。

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