虹かかる最後のとしまえん

2020-08-162021-10-05

夏真っ盛りの暑い日、まだまだ自粛ムードも立ち込める夏休み。
うちは夫の夏休みがいつもギリギリまで決まらないので、毎年それぞれの実家に行くくらいで終わってしまうことが多いのですが、今年はそれもできず。

そんな中、8月31日で閉園予定のとしまえんに行ってみました。ご近所なんです。

首都圏で育った方、特に我々団塊ジュニア世代のみなさんは、子供の頃行ったことあるという方が多いですよね。
夫は城西地区で生まれ育ったため、非常に思い入れが強いようで、特にアフリカ館の話をよくしています。

私自身は、子供の頃住んでいたところからは、他にもっと近い遊園地があり、あまりとしまえんが選択肢に入ることはあまりなかったんですよね。
覚えてる範囲で、実際に行ったのは１回きりじゃなかったかしら。
でもテレビのコマーシャルはすごく楽しそうで、滅多に行けないすごい遊園地、なイメージでした。笑

結婚後、ご近所に引っ越して来て、散歩がてら度々訪れるようになりましたが、その頃にはもうだいぶ来園者も減り、敷地もかなり縮小されていました。
もしかして家から見える！？と期待した夏の花火も当時は無くなっていて、がっかりしたっけ。

震災後くらいからかな？閉園の話が聞こえて来たのは。
その頃は、都の防災関連の施設にするとかなんとか、そんな話だった気がします。
そこからなかなか具体的な話は進んでなかったように思いますが、今年に入って、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため一時休園。その最中、2020年8月末で閉園決定のニュースが流れて来ました。

あー、ついに決まっちゃったのね。😢
一時はこの休園のまま閉園してしまうのでは！？と心配しましたが、夏前に営業が再開されました。
と言っても事前予約制になり、今までのようにふらっとは行けなくなってしまいました。

でもやっぱり最後に行っとかなきゃ！と予約を入れ、ついに行って来ました。

と、前置き長く始まったものの、やっぱりこの日の気温は36℃オーバー。
しかも、暑い日にはテレビの中継がよく来る練馬駅近くです。
暑すぎたら即撤退、２、3時間の滞在にしようと、3時過ぎに行きました。^^;

普通に1日遊ぶご家族づれなどはもうエントランスにはいない時間。チケットも予約制なので、すんなり入れました。「94年間ありがとう」の文字。なんか泣けてくる。

あ、検温検温、消毒、消毒。もちろんマスクも必ず着用。
感染対策にも気を使われています。

入園して少し進んで行くと、トムとジェリーがお出迎え。

別角度から見るとこんな。おもしろいね。

カルーセル　エルドラドに到着。
この日もたくさんの人が並んでいました。

このカルーセル、本当にきれい。
ご存知の方も多いと思いますが、こちら100年以上前に作られた、世界でも最古級のものなんですって。
生まれはドイツ、当初はミュンヘンのオクトーバーフェストに置かれたそうです。その後NYの遊園地に移り、そちらの閉園後、1971年からこのとしまえんで働いているとか。

なんかひどい写真しか撮れてなくてびっくりなんですが、実物はすばらしい装飾なんです！細部まで緻密に作り込まれていて、ホントこれ芸術作品だわ。

閉園後、このカルーセルがどうなっちゃうのかまだ決まっていないそうですが、なんとか残してほしいです。できればこの場所で・・・。

舞浜には遠く及びませんが、各アトラクションとも、長蛇の列ができていました。

懐かしい感じのお化け屋敷。なんでたぬき・・・。

フライングパイレーツはやはり一番人気。

キタキター

これもやっぱり人気だよね〜。かわい。

園内を半周ほどしたところで、雲行きが怪しくなって来ました。
雷がゴロゴロピカピカ、雨もポツポツ降ってきて、アトラクションも休止のアナウンスが入り始めます。
ちょうどそろそろ休憩したいところだったので、レストランに入ってかき氷でもいただこう・・・とテーブルについた直後、ものすごいゲリラ豪雨！！たくさんの人がレストランに流れ込んできました。

しばらくの間、雨も向こうが見えないほどの土砂降り。

一方我ら、昭和生まれはこのかき氷で大喜び。

今時のおしゃれなかき氷じゃないの、これよ〜、これこれ、と。笑